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 予定利率について教えてください

予定利率について
予定利率について

生命保険会社は、契約者から集めた保険料の一部を、将来の保険金の支払いのために、市場で運用し、積立てていきます。

この運用による収益を見込んだ率を、予定利率といいます。あくまでも見込みですから、予定としての利率です。

市場の金利が上昇すれば、生命保険会社も予定利率を上昇させます。この場合、市場の金利上昇から、生命保険会社が予定利率を上昇させるまでに2〜3年の遅れが生じます。

市場の金利が下降したときも予定利率を下降させますが、この場合にも2〜3年のタイムラグが生じます。

バブル期まではどこの生命保険会社も予定利率は同じでしたが、現在では各生命保険会社ごとに予定利率は異なっています。そのため、同じ契約内容であっても、保険料に差が出ることになります。

満期で同じ金額の支払いを受ける場合には、予定利率が高い方が保険料は少なくて済むことになります。

また、生命保険契約者は、契約者貸付といって、一時的にお金が必要なときに、積立てた保険料からお金を引き出す(借りる)ことができますが、この場合には予定利率が高いと、高い金利を支払うことになります。

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